深夜2時にトイレに行かないほうがいいよ ~松島初音の実話怪談~

怖い話・怪談etc

病院は生と死が入り交じる場所である。
ある時では感動とともに命が生まれ、
またある時は生涯を終える。

過去に病院で不思議な体験をしたことはあるだろうか?
怪談の類には必ず病院での恐怖体験が語り継がれる。

ご紹介する話はタレント松島初音が中学生のときに
入院した病院で体験した話である。

松島初音さんのyoutubeチャンネル

はつねちゃんねる
Gオフィス所属の松嶋初音です。 20時ごろから生配信してます! ランダムで雑談配信スナックはつねが開店します! (だいたい毎週金曜日) 普段はゲームイベントや公式生放送の司会をしてるおんなです。 ゲームプレイの配信をメインにおこなっています! お気軽にチャンネル登録してくださいませ。 お知らせなどはSNSで最新...

入院

彼女は陸上部に所属していた
競技の際にクラウチングスタートで
体制を崩して地面に膝を強打し病院へ搬送される。

診断の結果、重症で実家近隣の病院で手術・入院をすることとなった。
母も同じ病院に入院しており
当時ほぼ自宅には人一人居ない状態であったため
内心安心していたという。

入院当日1日目に手術をして残り9日間療養をすると説明を受けた。

病院にもよるが患者の担当看護師がつき
検温・薬の受け渡しなどの世話をしてくれる。
当然彼女にも佐藤さんという看護師が担当となった。

挨拶もそこそこに

「あなた松島さんの娘さんなんだよね。
夜中2時にトイレに行かないほうがいいよ」

と初っ端に注意喚起をされた。

「??」
「!!」

すぐにピンときた。

彼女の祖母はイタコをしていて憑き物を払うなどその手の能力から
この世のもの以外が見えるいわゆる”見える人”であった。

その影響を受けて母も同様の能力を引き継いでおり
代々女系には能力があり松島初音本人も不思議な体験をしていたという。

その手の見える力を持って母は夜中院内を探索し
入院中どこそこは幽霊が出るなど看護師さんに世間話的にしていた。
自己の特殊能力をアピールする外交的な性格なのだろう。
病院内ではかなり有名であったそうだ。

そのことにピンときて”佐藤さん”はそのことを言ったのだろう

と松島本人は思った。

母の行動を察知している”佐藤さん”からの
ある種挑戦的な内容は実に興味をソソる。

不思議な体験には慣れている。
ただちょっとやそっとのことでは驚かない。

入院期間は10日間

最終10日目に深夜2時のトイレに行くことを母にも打ち明けず決意した。

退院前夜

毎日9時に就寝し夜中にトイレへ行くことがない様に
水分節制をして10日目になるまで過ごした。

そして翌日に退院を控える夜がやってきた。
携帯アラームを午前2時前にセットし就寝する。

ブルルッ

その時は来た。

怖くてほぼ眠れなかったが
恐る恐るトイレに向かった。

個室は手前から4つある。

”佐藤さん”からは2時にトイレ行かないほうがいい
としか言われていない。

学校の怪談トイレの花子さんが一番奥出るように
例により一番奥の4番目の個室に入った。

スライド式の扉を開け便座にすわった。

何もない時間が流れる。

携帯はおいてきたのでどれくらい時間が
経ったのかわからない

「何だ何もないじゃん」

ある意味騙された。呆気に取られた。
中学生にあまり夜に院内を出歩かないための予防策として
そう言っていたのかと納得がいった。

もう病室に帰ろうと思い個室の鍵を解錠して
扉を開けようとスライドさせるけど開かない。

扉は上のレールに繋がれているが
何も引っかかっている様子もない

トイレ個室には何かあった時用に
備えつけてある緊急ボタンを押す

何も反応がないようだ・・・

声を出しても
ナースステーションまでは届かないようだ。

その時かすかに音が聞こえてきた。

キー、キー

「??」

キー、キー

「!!」

車椅子だ。

徐々に近づいて来る。
その音はトイレに入ってきたようだ。

ドアが開かなくなった状態を伝えるため
「すみません
 トイレのドアがひかかって出れなくなっちゃんたんで
 看護師さんに伝えてほしいんですけど。。。」

返事はない

キー、キー

更に車椅子が動く音は近づいてきて
松島が入っている4番目の個室の前で止まったようだ。

その瞬間

がんッ!!

ドアをぶつける音が響く

カーテンレールのように吊り下げ式のスライドドアが
個室内側にフワッと振り子状に迫ってきた。

「!?」

どうやら松島が入っているトイレのドアに
外側から車椅子をぶつけてきたようだ。

別トイレが空いているので
わざわざ4個目のトイレを利用する必要はないだろう。

「ドア壊れますよ。やめてください!!」

がんッ!!
がんッ!!
がんッ!!

「やめてください!!」

がしゃんッ!!

車椅子が倒れたようだ。

「大丈夫ですか!!」

その瞬間

スライドドアの下隙間から
無数の手が伸びてきて足を掴もうとしてきた。

「無理!無理!無理!」
「怖い!怖い!怖い!」
「助けて!助けて!助けて!」

完全にパニックになり大声で叫ぶ

「怖い!怖い!怖い!」
「助けて!助けて!助けて!」


バンっ!!

いきなりドアが開いた。

立っていたのは同じ病院に入院していた母であった。

「何してんのあんたっ!!」
「2時にここに来たらダメって言われたでしょ!!」

呆然である。
何故母がここにいるのか?
”佐藤さん”から言われた
深夜2時のトイレの話なんてしていないのに。。。

その後散々怒られた後に
「早く病室に戻るよ!!」

もちろんそんなパニック状態で
病室に帰っても寝れるわけがない

母は落ち着くまで1時間程一緒にいてくれて
ようやく落ち着きを取り戻した。

深夜3時・4時頃になって下階の病室に
母が戻ることになったのでエレベータホールまで松島は付き添った。

エレベータのドアが閉まるまで見送り自分の病室に
帰ろうとしたときに

チン

別のエレベータのドアが開いた。

そこにはギュウギュウに患者が乗っており
真ん中には車椅子に乗った女性
そして後ろには佐藤さんがいた。

「佐藤さん、言っていた通りトイレに、、、」

松島が話かけたている途中でドアが閉められた。

「??」

話掛けている途中なのに。。。
そう思いながらこの時間にどこの階に行くのだろうと確認していると

そのエレベータは5階、6階、R(屋上)と点灯していき
急に地下1階へ点灯した。

不遜なことが続き精神が安定しない状態で床についたが
結局恐怖で眠れずに朝8:00を迎える。

私の担当看護師

退院受付が空き身の回りの整理し
荷物を抱えて昨夜のこともあり母の病室へ行き

「早く退院しよ」
「怖い怖い」
「早く退院のお金払うやつしたい」

と話をしにいった。

母は
「早くしたいのはわかったけどお世話になった看護師さんに
 挨拶したの??」

焦る気持ちを諭されると

「そういえばしてない。朝の検温佐藤さんじゃなかったんだよね」

そうして一旦入院していた病室の
ナースステーションに戻り

「〇〇号室に入院していた松島と申しますけれども
 お世話になった佐藤さんにお礼とご挨拶したいんですが
 いらっしゃいますか?」

「??」
「佐藤さん??」

「〇〇号室の松島さんの担当誰??」
「松島さんのカルテある??」

ナースステーション内がにわかに慌ただしくなった。

カルテを見た看護師が絶句した。

カルテには通常シャチハタでハンコを押すのが
病院内の規定とされているが
松島のカルテには手書きで佐藤と記載されていた。

看護師によると松島の担当をしていた佐藤さんは
存在しないとのことだった。

病院側からすると彼女は10日もの間に
担当看護師が居ない状態であったこととなる。

母に自分の担当看護師であった佐藤さんが
存在しないことを告げた。

昨日からずっとおかしい
・夜中2時にトイレで怖い目にあったこと
・その時母が助けに来てくれたこと
・落ち着くまで1時間ほど病室で一緒にいてくれたこと
・エレベータホールまで送ったこと

「何のこと??
 やってないけど。。。!?
 だからあんた退院を急かして」

なんと昨夜の母はそのことは知らないといった状況であった。

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