大漁をもたらすと信られたナガレボトケ~古代都市伝説~

都市伝説

海の信仰

 日本人は太古の昔から農耕民族として
 稲作を行ってきた。

 それ故海の向こうから漂流してきたモノを
 畏れる習慣は島国で生活してきた
 我々の自然な考えだという。

 流れ着いたものは
 海神様からの授かりものとされた。

 ナガレボトケは漁業で生活を営んでいる
 人々たちの漁民的土着信仰である。

 古来からの作法により死体は陸地へ持ち帰る。
 手厚く埋葬すると地域の漁民は
 大漁をもたらしてくれると信じていた。

 しかしながら私利私欲を欲する
 人の考えは昔から変わらない。

 中には秘密裏に匿い埋葬して
 個人で大漁を願う輩もいたという。

ナガレボトケの元祖恵比寿さま

 このナガレボトケを恵比寿様として
 崇める地域もある。

 かの西宮神社の恵比寿さんも
 国産み神話の淡路島から
 流れ着いたナガレボトケだという。

 恵比寿さんはふっくらした幅のある体格だ。

 これは西宮に流れ着いた死体が漂流中
 海水を吸っていわゆる「ドザエモン」になり
 漁民に丁重に埋葬されたと推測される。

 我々の先祖は大漁をもたらす神として
 祀ったという説がある。

 水分を含んだ死体はとても元人間とは
 思えない様相であるため強力な霊力を
 宿していると信仰された。

 船霊(ふなだま)とは海の民が
 航海の安全を願う神であり
 人が首を吊った木から制作されると
 大漁になるという逸話もある。

 古代から神様は海からやってくると
 言い伝えられてきた。
 
 思えば高度な文明も日本の歴史から
 紐解けば海の向こうからやってきている。
 
 閉鎖的な空間で目に見えるものを
 全てと捉えるものだ。
 
 豊かさは外的要因を取り入れ
 自らの血となり肉として
 消化し昇華することにより生まれる。
 
 恵比寿さまを神として
 祀った古代人たちは
 我々に教えてくれているのかもしれない。

 

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