沖縄の”神様の通る道”に建つ廃家~上里洋志氏の怪談~

不思議なお話~神社・お寺・怪談etc~

心霊スポットに行ったことはあるだろうか?

車の免許を取ると行動範囲が広くなり行く機会があると思う。

今回ご紹介する話は上里洋志氏が体験した心霊スポットに纏わる怪談である。

沖縄の”神様の通る道”に建つ廃家

地元民しか知らない

 年中温暖な気候でリゾート地・プロ野球のキャンプ地として
 今も昔も変わらず人気のある沖縄。
 太古は琉球王朝として独自文化の発展を遂げてきた。
 
 伝わる文化は本州の人間からすると異国そのものであるが
 学生時分の遊びはさほど変わりはない。
 
 沖縄でも全国的に有名な心霊スポットが存在する。
 高校生で車の免許を取ることは校則などの関係から
 卒業した後取得することが多いと思うが、
 沖縄の文化なのかはわからないが生まれつきの早い順番に挙って
 教習所に通うケースが多いという。
 
 山間部に位置する地域に住んでいる人や交通インフラが整っていない
 地域は特有であるそうだ。
 
 例により上里氏の友人も高校生在学中に18歳を迎えた月に免許取得を行った。
 
 放課後には2、3人で車へ海に行ったりドライブをしながら遊んでいた。
 
 ある日ツルんでいた友人Aの提案で一緒に心霊スポットに行くことになった。
 高校生にはもってこいの遊びだろう。
 
 彼らの中で地元の心霊スポットで全国的に有名なのは”喫茶いずみ”
 テレビ番組で宮川大輔さんが怖がりを克服するために
 この喫茶店を訪れてコーヒーを飲むという企画があった。
 
 その後、本人いわくイルカが大量に死んでいる夢を見たそうだ。
 
 そんな内容がテレビで放送され地元では有名になっていたため
 「どうせ”喫茶いずみ”だろう」いったけど何も怖くない」などと話していた。
 
 しかし今回行く所はそこではなく地元の中でも知る人が少ない場所であった。

決行 

 当日夜中クラスの女の子と男計5名車に乗り込みその心霊スポットに向かった。
 
 到着し、外観を眺めていると確かに不気味だ。
 しかしそれはどの心霊スポットにも感じることである。
 
 醸し出す不気味さもそこそこにみんなでキャッキャ言いながら
 その家屋に入っていった。
 
 中は居間があり、荒れた廃墟を物語るようにテーブルに割れた茶碗、
 古びた衣類が散乱していた。
 
 居間の右側に仏壇があった。
 
 あかりを恐る恐る照らしていくと、そこには写真があった。
 いつの時代のものなのかカラーではなく白黒であった。
 
 写っているのはおおよそ50代くらいの男性。
 目は黒く塗りつぶされている。
 
 ノートにボールペン・鉛筆で塗りつぶしていくと
 紙が摩擦で摩耗し破れる。
 
 そのようなことを写真の肖像にしている様であった。
 しかも目の部分に円を描くように・・・
 
 気持ちが悪い・・・
 
 それを目の当たりにした一同はさっきまで楽し気に騒いでいた空気から
 一瞬にして寒気が走った。
 「うわ・・・誰がこんなことしたの?」
 「心霊スポットに来たヤツが悪ふざけでしたのかな?」
 
 一同が怖さに包まれているとどこからか音がする。
 
 「コポコポコポ」
 
 水分が床に落ちてくるような音が家屋に響きわたってきた。
 
 写真の絵の不気味さと不自然な音にビックリして
 5人は慌てて廃墟から出て車で一目散に逃げた。

報い 

 不気味な体験に動揺しながらも普段では遊んでいる中で
 感じたことのない感覚に襲われたことに満足していた。
 
 この話を明日学校で話したらみんな驚くよなという話をしていた。
 先ほどの明るい空気が戻ってきた。
 
 車を走らせているうちに疲れた5人は休憩がてら自動販売機で
 水分を補給しているうちに眠くなり車の中でウトウトしていた。
 
 運転席に今回の心霊スポットに誘ったA
 助手席に1人、後部座席に3人がそれぞれ眠りに落ち始めていた。
 
 その時Aはふと背後から目隠しをする様に手が伸びてきた。
 「うわっ」とビックリし、後部座席の誰かがイタズラをしている。
 さっきの写真で目がつぶれているからそれで脅かそうとしていることが
 わかり「やめろよ」といい背後から伸びてくる手を払った。
 
 クスクスと笑い声も聞こえてくる。
 
 また目隠しをするように手が背後から伸びてくる。
 「いい加減にしろ」と語気を強め後ろを確認するため
 ふとバックミラーを見ると後部座席の3人は眠っているのだ。
 
 「誰の手?!」と思った瞬間、体が金縛りの様に固まった。
 
 伸びてきた手は目の前を覆う。
 そしてゆっくりと指の関節が曲がり爪を立てていた。
 
 その状態でゆっくり瞼に到達して肉を引き裂く音がブチブチ聞こえてきた。
 このままでは目を持っていかれる。
 
 まだ体は動かない。
 この状態から抜け出すため死に物狂いで「やめろ!!」と声が出た。
 
 「おいどうしたんだよ!!大丈夫か?」ハッと気が付くと
 助手席にいた友人が起こしてくれた。
 
 「なんだ夢か・・・怖かった・・・」
 「お前その目どうしたんだよ!!」
 
 ミラーで確認すると瞼が血だらけであったのだ。。。
 
 Aの体験した話
 実際に後部座席でAの行動を見ていた上里氏の話には決定的な
 
 彼は自分で自分の目を抉り取ろうとした。
 クスクスと笑い声が聞こえていたというが
 
 Aが自分で笑いながら自分の目を取ろうとしていたのである。

 このままにしておいてはAに何かあるかもしれない・・・
 そう考えた上里氏はユタを生業としている祖母に相談し
 お祓いをして貰った。
 
 そして経緯と場所を伝える中で無闇に
 心霊スポットに行ったことを怒られた。
 
 しかしもっと危険であったのは
 その廃屋が”神様の通る道”に建っていたこと。
 
 本来はこの道は絶対通ってはいけないという信仰がある。
 そのうえに家屋が建つなんてとんでもない。
 
 一体何がその廃屋にいたのは神か悪霊か・・・

最後に

 ある噂で悪霊に取りつかれると目を悪くするという。

 霊能力者も除霊などを行っていると体を悪くして

 目を持っていかれるという。

 果たしてA君は悪霊に目を取られそうになったのだろうか?

 神様の通る道に関する記述は以下URLをご覧ください。

 ”神様の通る道”https://spiritualtaroth.com/archives/428

 ここまでご拝読いただきありがとうございました♪

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