濡れる床~レンタルビデオ店での怪現象~

不思議なお話~神社・お寺・怪談etc~

今から10年前現在では帰省もまばらとなった故郷京都で学生時代にブログ運営者が実体験した
バイト先でのご紹介しようと思います。

濡れる床

時代の移り代わり

当時大学生であった私はレンタルビデオ店で数年アルバイトをしていた。
現在では映画を見るといえば動画配信がメインとなっているが
その当時は丁度レンタルと配信が6対4くらいの時期であった。

時代の移り替わりの時期で店長も「もうそろそろ店を閉めたほうがいいかなぁ」
と一人つぶやいていたことを今でも覚えている。

レンタルビデオ店でよく見る光景は友達とまたは彼女と一緒にどれを見ようか
品定めするのが楽しくてたまらない。

当時バイトと軽音サークルで多忙な日々を送っていた私は最初シフトを
夕方17:00~21:00までと週3~4回組んで貰っていた。

仕事といえばレンタルの返却処理を行い、中身のビデオ若しくはDVDを貸し出し中にする他
レジでの接客といった様な簡単な作業である。

そのうち大学の勉強も忙しなくなり、店長にお願いして深夜に回して貰い
その時間帯でのお客さんともだんだん仲良くなっていった。

発生

深夜の時間帯に慣れて来た頃にある先輩と入っていた際にそれは起こった。

「あそこの場所濡れてるからモップで拭いといて」

先輩に促されるまま私はトイレからモップを持ってきて言われた場所に向かうと
コップ一杯をひっくり返したような水溜りがありモップで水分を吸った。

どうせペットボトルの水をひっくり返したんだろうとしか気に留めなかった。

しかし別の日また濡れているとのことでまたモップで同じ場所を拭いた。
私が入っていない日にも起きていたらしくバイト仲間の間でも話題が持ち切りとなっていた。

いつも同じ場所が濡れているし、天井は配管が見えっぱなしなので
またまお客さんに被害がなかったからよかったので水漏れの検査をしてもらったが異常はない。

そして忘れた頃にまた床が濡れており、モップで拭くといったことが断続的に続いていた。

深夜のレンタルバイトになると午前2時の閉店後に新作・準新作・旧作の入れ替えが
定期的に行われ 私もその作業に加わった。

ある日、深夜閉店後に棚の入れ替えを行っていると店長が誰か店内に入ってきている・・・

作業しているコーナーのすぐ後ろに暖簾があるのだが、それがフワッと舞い上がり
誰かが潜るのを目撃していたのだ。

すぐさま追いかけていったが、誰もいない・・・

店の明かりは外に漏れているため間違えて入ってきたのかな?
いやそんなハズはない・・・
でも私は鍵は閉めたことを覚えていた。
バイトのみんなは私、店長を含めてみな同じコーナーで棚の入れ替えを行っている。

このコーナーはいつも床が濡れているし、まさか・・・
深夜丑三つ時に起こり早く作業を終わらせてその日は家路についた。

よく来るお客さんに一人霊感を感じる人がいる。
この現象を話をすると、ここにはそういった霊であるとかそういう類のモノはいないと・・・

他のバイトでも所謂見える人がいるのだが一様にしていないとのことだった。

霊道

みなさま霊道というのはご存知だろうか?
墓地からお寺までを道のりを示した小さな鳥居である。

それがもしこのレンタルビデオ店を横切るように設置されていたら、
の場所に霊がいないことと、暖簾を潜った人影を目撃したこと、床が濡れていたこと

これで合点がいくのである。

大学の4回生くらいに時代の流れから実物レンタルが下火になって店長は店を閉めた。
故郷京都に帰るのも疎らとなった今たまに車で、当時のレンタルビデオ店を通ることがある。

神戸に就職してから数年ごとに何度か通っているが、そのテナントはずっと空いたままだ。

今でも床は濡れているのかは調べる術はない・・・

終わりに

もうすでに10年以上前の話になりますが、当時みんなでブルブル震えていたことを

ふと思い出して今回記載させて頂きました。

ここまでご拝読いただき有難うございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました