辻占~平安時代から続く占い~

不思議なお話~神社・お寺・怪談etc~

皆様辻占ってご存知でしょうか?

あのAKB48フォーチュンクッキーは アメリカの 占い入りのお菓子として有名ですが
日本にも金沢で同様のものがあるとネットで紹介された占い入りのお菓子が一般的です。

しかしながら元々辻占とは夕方に辻で行き交う人の話に耳を傾けると
それがお告げとなる占いであり、今回は朱雀門出氏のエピソードをご紹介します。

朱雀門出氏来歴

2009 年に「寅淡語怪録」で第16回日本ホラー小説大賞短編賞受賞。

小説に『今昔奇怪録』、『首ざぶとん』など、
怪談実話に『脳釘怪談』シリーズ、『怪談五色』シリーズなどがある。

辻占

辻占を現代的に解釈すると夕方に交差点で道行く人の話声の中に近い未来の予言が隠されている
といったものです。

これは万葉集にも描かれており、平安時代から今も脈々と行われてきたようです。

夕方・・・逢魔が時と言って昼と夜が入れ替わる時間帯

辻 ・・・この世とあの世の境界線 
  ※おそらく平安時代の「六道の辻」が由来ではなかろうか?
   その時代貴族など一部の人を除いては、一般市民が亡くなると、「六道の辻」で風葬され
   あちこちに遺体が転がっていて、腐臭を発し、人骨が散乱していたそうで、
   この世とは思えない光景が広がっていたそうです。

朱雀門さんは高校の時に古典の授業で辻占というものを知ります。

当時高槻市に住んでた学校の帰り道に一緒に帰っていたO君に
朱雀門 :「今日の授業の辻占っておもしろいなぁ。お前知ってた?」
O君   :「知らんかったんか?そんなもん知ってるし、既にやってるよ。」
と少しバカにして鼻で笑いながらと言いました。

O君が実際に辻占をやっている場所というのが
高槻と京都を繋ぐ国道171号線に交わる人通りが多い交差点だそうで
そこで行き交う人々の話に予言が含まれていたエピソードを話してくれました。

ある日いつものようにO君が夕方に交差点に立ち人々の話に耳を傾けていると
「大韓航空機」というキーワードが聞こえてきました。

その当時はネット環境などもなく海外の航空会社など知る由もないため
初めて聞いたワードであったそうです。

そしてそれから数日たった後に現在はロシアですが当時ソ連の戦闘機が
「大韓航空機」を撃ち落としたというニュースが日本を駆け巡りました。

「すごい!」と確信したO君はこの占いを続けていたそうで、
テレビで放送される情報以外にも「明日英語のテストがある」とのことで
事前に勉強して翌日抜き打ちテストで高得点を取れたなどのエピソードを話してくれました。

「すごいやろ!」と自慢げに話すO君に感化された朱雀門さんは今日実際に一緒にやってみよう
ということで国道171号線に向かいます。

そして夕方になり交差点に立って辻占を開始します。
その際にO君からの指示で
「誰が何を言うんだろうという詮索バイアスがかかるから目を瞑って耳を傾けろ。」
 
朱雀門さんは人がザワザワしている音であったり笑い声が聞こえてきましたが
はっきりとお告げの様な声は聞こえてきませんでした。
そして「なんも聞こえんかったわ。Oはなんか聞こえたか?」と尋ねました。
すると「あんま大したことじゃないけどオレは聞こえたぞ!」
と返答がありました。

朱雀門さん:「何が聞こえたん??」
O君    :「”グリコは茨木の堤防やで”って聞こえたわ。
       茨木の堤防にグリコのキャラメルでも落ちてるんちゃうかな(笑)」
こんなしょうもないこと確かめに行くか?みたいな会話をして
こういう小さいことの辻占ではあるんだよなという話をしてO君と別れました。

そして朱雀門さんは帰宅してお風呂から上がり何気にテレビを見ていると
丁度先ほどまで辻占をしていた場所の近くの高槻警察署が写っていました。

見ていると一人の男性が報道陣のインタビューを受けていました。

その方は江崎グリコの社長で、当時グリコ森永事件があり、
怪人21面相に誘拐・監禁されていたところを逃げ出してきたというニュースでした。

後でわかったことですが、監禁されていた場所が
くしくも辻占で予言されていた茨木の堤防にある倉庫であったそうです。

最後に

占いといえど数多くありますが、平安時代から続く由緒がある辻占を

皆様やってみては如何でしょうか?

やり方としては本文に書かせて頂いた通り以下3点となります。

 ①夕方

 ②人通りの多い交差点

 ③目を閉じて行き交う人の声に耳を澄ます

若しかすると近い未来の予言が聞こえるかもしれませんね★

短編ではございましたがご拝読いただきありがとうございました☆彡


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