「濁る水槽」魚に名前を付けると・・・~西浦和也氏の不思議な話~

不思議なお話~神社・お寺・怪談etc~

自分で飼っている犬・猫に名前はあたり前のように付けますよね?

熱帯魚や金魚に名前を付ける方っていらっしゃるでしょうか?

魚に名前を付けるとどうなるか・・・

今回は名前を付けた魚のお話をご紹介いたします。

西浦和也氏来歴

不思議&怪談蒐集家。怪談トークライブやゲーム、DVD等の企画も手掛ける。
イラストレーターとしても活躍する。
単著に「現代百物語」シリーズ、『実録怪異録 死に姓の陸』『帝都怪談』などがある。

濁る水槽

皆さん経験があるかと思いますが、幼稚園であったり小学校低学年で

アサガオの観察日記をしたことを覚えてますか?

西浦氏のある編集者の娘さんが通っている幼稚園で、

それのメダカ版をやろうということになり、メダカを5匹貰ってきました。

いきなりの出来事にいきなり貰っても困るなぁと思いつつ金魚鉢を買ってきて

砂利をひき、カルキ抜きをして水槽に入れていたそうです。

その中で1匹だけ他の4匹よりも大きい体格であり

目立った為にメダカに名前を付けました。

そして毎日名前を呼びながら餌をあげていました。

こうして観察日記をつけていたそうです。

お子さんが幼稚園に行っている間、母親が買い物から帰ってきたときに

その大きいメダカが死んでいたそうです。

何か水温が上がったり衝撃でも加わってしまい死んだのだろうと・・・

その時母親は考えました。

「娘が悲しむなぁ・・・

でもそのメダカと同じサイズのものもそういないし・・・」

と思いました。そこで正直に話すことにしたそうです。

そして娘が帰ってきたときに

「ごめんね・・・おかあさんが買い物に行っている際に死んじゃったのよ・・

お墓作ってあげましょうね」

そうして近くの公園に植え込みに埋めてお参りしたそうです。

しかし次の日また買い物から帰ったときに1匹死んでました。

水槽を見ると白く濁っていたそうです。

昨日死んだときに水を取り替えていない為に

昨日の影響で菌が繁殖して水が濁ったと考え、

慌てて残りの3匹を取り出し水槽を洗いカルキ抜きして新しい水に替えたそうです。

娘には「昨日大きいメダカが死んだ影響で水が濁って

もう一匹死んじゃったの」

と説明すると悲しい顔をし、日記を書いていました。

2日たった後買い物から帰ってきたらまた水が濁っていたそう・・・

出かける前は濁っていなかったのに僅か1・2時間程度で・・・

案の定1匹死んでいたそうです。

そしてその2・3日後に目を離した隙にまた濁っており

また1匹死んでいました。

とうとう残り1匹となったのでこのままでは娘の観察日記が書けないなぁと

思っていたところに母親の父が娘の様子を見にきました。

父親は昔水族館で働いていたことがあったことを思い出した母親は

状況を説明し相談したそうです。

すると「ちょっとじゃあ一緒に来い」と言って熱帯魚屋さんに連れていかれ

内心なにか良い薬か何かでも買うのかなと思っていたら、

「エサ金を1匹くれ」と言いました。

熱帯魚屋さんにはアロワナ等の食用として餌になる金魚がおいてあるのですが

それを購入したのです。

母親:「お父さんメダカだったらわかるけど・・・

滅菌にはならないんじゃないの??」

父 :「いや。いいんだ。」

そうしながら水槽を洗って水を入れ替えてカルキ抜きをする・・・

以前母親がやっていたことと同じことをしました。

母親:「お父さん私もそれやったんだけど・・・

   これでも濁るんだけど・・・」

父 :「いいんだ。いいんだ。」

そういって買ってきたエサ金をおもむろに取り出し水槽の上に

もってきたと思ったらそして手でプチッと半分にして血が滴る中水槽へ

放り投げました。

母親:「お父さん何してるの!?」

父 :「これでいいんだ。」

そしてしばらくして金魚が動く気配が無くなったら網ですくって

父 :「これでいいメダカ入れろ」

半信半疑でメダカを入れると何日たっても水槽の水は濁らなかったそうです。

何故か??

母親は父に聞いたそうですが詳しくは教えてくれなかったそうです。

ただ父の言うことでは

「俺のいた水族館ではそうしているんだ。魚に名前を付けてはいけないんだよ・・・

名前を付けられた魚が死ぬと寂しがって他の魚を連れて行こうとするんだ。

だから水が濁る。だから連れていかれる前に連れを差し出すと水は濁らないんだよ」

にはかには信じがたいことですが、彼が務めていた所は

誰もが知っているくらい有名な水族館で実際に行われている方法だそうです。

最後に

魚版の人柱なのでしょうか?

最後までご拝読頂き誠に有難うございました🎶

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