あの世の人との区別「あべこべ」裏拍手~田中俊行氏の怪談~

不思議なお話~神社・お寺・怪談etc~

皆様夜釣りに行ったことはありますか?

あたりが暗くてすれ違う人の顔も見えないことも多々あります。

これは、田中俊行氏のある友人の話で、夜釣りに行った際に

実際に体験された話です。

オカルトコレクター田中俊行氏来歴

 稲川淳二の怪談グランプリ2013優勝。

 “最恐”怪談師決定戦「怪談王」第一回優勝。

あべこべ

田中俊行氏の友人は釣りが趣味で、当時付き合っていた彼女と夜釣りにでかけました。

真っ暗で寂しいところだが、全然魚は釣れませんでした。

退屈そうにしだした彼女を見て、その彼が「何か飲み物買ってくる」と

言って、彼女を1人残し、少し離れた場所の自販機で飲み物を

買いに行きました。

そして、ほどなくして戻ってみると、なにやら彼女が家族連れと

楽しそうに談笑していました。その父親らしき男性が

「この先にもっと釣れる場所があるんです 一緒に行きませんか?」と

誘ってきました。

しかし彼は、躊躇したのです。

初対面だし、何よりもその家族に妙な違和感を感じました。

一方、彼女は「行こう 一緒に連れていってもらおうよ!」と

乗り気でいました。

そんな彼女を見て仕方なく家族連れと一緒に行こうとしたそのとき、

彼は自分の感じていた妙な違和感の正体に気がついたのです。

本来なら隠れている服のタグが見えていました。

よく見てみるとその家族全員が服を裏返しに着てたのです。

ズボンもスカートも何もかも裏返しで、

靴まで左右あべこべに掃いていたのです。

日本の風習では、「逆さごと(さかさごと)」というものがあり、

あの世はこの世とはすべてが逆になっていてお葬式の時、

着物を逆さに着せたり、タビも左右逆さにはかせ、

そうやって亡くなった人と生きている人を区別する、

という習わしがあるそうです。

そして、彼はすぐに直感 「コイツらは、この世のものではない」

すぐさま、彼女に「逃げるぞ」と促し、彼女を必死に車に押し込め、

自分も車に乗り、急いでエンジンをかけました。

一方の彼女は「え?どうしたの?何があったの?」と戸惑うばかり

彼は「お前、気付かなかったのか?あいつら全員服も裏返しで

靴も左右あべこべに履いてたじゃないか!」と

言った瞬間、 彼女が・・・

「えー!すごーい!すごーい!」

と、言ったと同時に

彼女は手の甲で拍手をしだしました。

彼女は「フ・・・フフフ・・・フフフ・・」と今まで聴いたことのないような

奇妙な声で笑い出した

すると車は、ギアはドライブに入れてアクセルを踏んでるにも

関わらず、「ザーーー、ザ、、ザーーー!!!」

と、海のほうへバックしている

彼は「うわー!海に落ちる!」と慌てたが、彼女は・・

「大丈夫、 ちゃんと前に進んでるよ」そう言って気を失いました。

改めてエンジンを掛け直すと車は前に走り出し、正常に動き始めました。

後でわかったことなのですが、その場所で車で海に

飛び込んだ一家心中があったそうです・・・

「逆手拍手」「裏拍手」について

彼女が車の中でした手の甲での拍手・・・

通常の拍手は手のひらを合わせます。

これは邪気を払うとも云われており1本締めであるとか

神社に行くと2礼2拍手1礼等神聖な儀式であるそうです。

逆手で行うのは「死者の拍手」もしくは「逆手拍手」といい

「死ね」とか「一緒に連れて行ってあげる」等の意味があるとのこと・・・

何かこの世のものではないものに憑りつかれ

彼をあの世に連れていこうとでも考えていたのでしょうか?

以上最後までご拝読頂き誠に有難うございました🎶

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