内側に御札が貼られた真っ黒いサーバーの話~田中俊行氏の怪談~

不思議なお話~神社・お寺・怪談etc~

みなさまサーバってご存知ですよね。会社のインフラを構築する為に利用したり、

オンラインゲーム等で利用するあのサーバーです。

今回はオカルトコレクター 田中俊行氏が友人のIT企業社長から聞いたあるサーバーを

持ち帰った際に起きた少し怖い奇妙な話をご紹介いたします。

オカルトコレクター田中俊行氏来歴

 稲川淳二の怪談グランプリ2013優勝。

 “最恐”怪談師決定戦「怪談王」第一回優勝。

内側に御札が貼られた真っ黒いサーバーの話

ソフトウェア開発を行い、客先に納入後定期的にメンテナンスを施す業務を行っている会社で

T君という営業成績が優秀な方がいらっしゃいました。

ある日、担当の会社にいつものようにメンテナンスを施していたところ帰り際に

その取引先の社長から呼び止められ

「T君、相談なんだけどあのサーバーを処分してくれないか」と頼まれたそうです。

そこには60cm×60cmの真っ黒い大きいサーバーが置いてありました。

営業なのですがPCオタクであるT君は、パッと見た瞬間「少し型は古いけどまだ使えそうだな」

「自分の会社に持って帰って何かに使おうかな」と考えました。

がしかし念のため「いいですよ、でもまだ使えそうですけどいいんですか」と返しました。

すると「実はこのサーバーはいつからあるのかわからないし、

    誰が持ってきたのかすらもわからないんだよね。

    だから会社では誰も使わないし処分してくれたら助かるわ」

と言われて持ち帰ることにしました。

自分の会社に持ち帰ってPCからサーバーにアクセスしてみようとするも

セキュリティも掛かっていないのに繋ぎに行くことが出来ません。

田中俊行氏の友人であるIT企業社長とT君は首を傾げながら

中身を見てみるかということになりバコッと上蓋を外したそうです。

その時にビックリしたのが外観からは分からなかったのですが、

上蓋の内側に隙間なくビッシリと”御札”が貼られていました。

実はサーバ等に御札を貼ることはあまり珍しいことではなく、

京都の法輪寺は電気の神様でサーバダウンしない為に貼ることもあるそうです。

しかしながらその類のものではなく

全部で4種類の御札すべてが縁切り神社のものでした。

社長はこれを見た瞬間に「気持ち悪い」と感じていましたが、

この手のものに平気なT君は「気持ち悪いですねぇ」といいつつ

御札をビリビリ破いていき無造作に捨てました。

「このサーバ気持ち悪いし、会社で使うのも気が引ける。T君持って帰ってくれないか?」

「わかりました」といってT君は自分の家に持ち帰りました。

それからです。T君が調子が悪くなったのは・・・

その日からT君が会社に出勤してきたとき足を引きずってました。

日に日に体調が悪くなっているのが、周囲が感じ始めていました。

それから1週間後、T君を気にかけていた社長がコンビニの駐車場に車を止めて

窓を開けながらT君に電話します。

社長:「おまえ大丈夫か?足引きずっているけど調子も悪そうやし・・・」

T君 :「足が痛いんですよね・・・それはいいんですけど

なんか気持ち悪いことがあって・・・夜中2時にノックされるんですよね・・・

ドアではないんですよ。なんかこう空中でドンドンって・・・

それが毎日続いているんですよね・・・」

社長:「おまえそれ・・・なんかおかしいんちゃうか??」

そういった瞬間社長の後ろでドンドンとノック音がしました。

「えっ」と後ろを振り返るとそこに2人の男が立っており、

空けてた窓からいきなり引きずり降ろされボッコボコに殴られました。

それを見たコンビニの店員が警察を呼んでくれてその場は収まり傷害事件へ発展しました。

その後聴取でわかったことですが、加害者2人とも殴ったことは全く覚えてませんでした。

社長との面識はなく、ただコンビニに来た客と判明し

気持ち悪いことに2人は知り合いではない赤の他人だったそうです。

入院まではいかなかったんですが、次の日社長は「やはりあの真っ黒なサーバが・・・」と

考え、T君に電話しました。

社長:「やはりあのサーバが気持ち悪いからなんとか処分してくれ」

T君 :「わかりました」

それを最後にT君との連絡が途絶えました。

それから1週間何の手がかりもなかったのですがある日会社に1本の電話が入り

「おまえのところの社用車が六甲山中にある」との一言告げられプチッと切れました。

その日の夜に社長は会社スタッフ数名と警察を引き連れて六甲山へ向かいました。

捜索し見つかった社用車はボコボコになっており、警察と共にT君を探しました。

そんな中「見つかったぞ!!」と警察の声がした方向へ向かうと

T君はボロボロのスーツ姿で発見されました。

衣服全体的に損傷が激かったのですが、あのサーバを空けた日以降から

引きずっていた右足は靴を履いておらず更にボロボロでした。

T君は社長に歩み寄り「すみません。社長すみません」とひたすら謝ったそうです。

社長:「おまえ大丈夫か?!」

T君 :「すみません。家にいたらアイツが来るんですよ。〇〇が来るんです・・・」

社長:「わかったからもう大丈夫だから」

と言ってT君を保護して神戸の病院へ入院させます。

少ししてから社長は入院しているT君を訪ね一体何があったのか聞くと

六甲山で見かるまでの間のことを全く記憶していませんでした。

社長は「まぁとりあえずゆっくり休みなさい」と言って帰りました。

何度かお見舞いに行っている間に何が起こったのかT君が徐々に記憶を取戻してきました。

社長からサーバ処分を頼まれ、翌日六甲山に廃棄しに行こうと決心した日の夜に

いつもは2時ごろドンドンとノックされるのがピンポーンとチャイムに変わりました。

オートロックマンションに住んでいたのでチャイムが鳴ると

マンション入り口が映像で映りますが、そこには誰もいませんでした。

その後ずっとチャイムが鳴り続ける中、あまりにも続くのでムカついて

オートロックを解除したそうです。

すると次はピンポーンと玄関のチャイムが鳴りました。

あまりの恐怖で布団に包まりブルブル震えてましたが

鍵がかかっているはずのドアが「キィ」と開いて

黒い人影が2体部屋へ入ってくるのが見えました。

その2人は徐々に近づいてきて足首をガッ!!と捕まれ

T君は「ギャーっ」と叫びました。

しかしハッと我に返ると実は自分で自分の足を掴んで叫んでいました。

そんなことがあったのちにT君は社用車に乗って六甲山に向かったそうです。

ここまで記憶が戻った後、今度は病院から社長に連絡が入り

T君が病院から忽然と姿を消したそうです。

T君は見つかっておらず今現在も捜索中とのこと・・・

最後に

今回紹介させていただいたお話は同じ業界にいる筆者としても興味深い話だなぁと思い

掲載させていただきました。

T君の「アイツが○○がくるんです。」というのが物凄く気になるのですが、

実は田中俊行氏はラジオでこの○○については気持ち悪いとのことで

は明かしていませんでした。

真っ黒いサーバーはどうなったのかというともビリビリに破いた御札と共に

会社に保管されているそうです。

むやみに御札を破くのはよくないですね・・・

以上長編になりましたがここまで読んで頂きまして誠に有難うございました🎶

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